ハワイのティキ

ティキ像って何?

ティキ像の神話のシンボルとは何で、一体どのようにハワイの文化に適合しているのでしょうか?もしこれまでに古代の手で彫られた木製の像を見たことがないのなら、ティキ像の厳しい顔の表現を見たとき、それが重要で尊敬されている、神、保護者、精神力を表していることが伺えるでしょう。

非常にわずかのティキ像愛好者しか、その変わった歴史と、霊性に気付いていません。しかし、ティキ像の簡単な古代の説明が、ハワイの伝統的社会で必要不可欠なシンボルを教えてくれるのです。

ティキ像の起源

およそ1000年程前に、ポリネシアから宗教と信念を広げようと、船でポリネシア人がやって着たのです。ハワイとポリネシアの多くの神たちはティキ像によって表わされていました。ポリネシアでは、ティキとはいろいろと違ったイメージで使われていました。例えば、ニュージーランドのマオリ部族の儀式的や、イースター島のモア彫り物、そして現在ハワイで知られているイメージです。

ポリネシアの神話では、ティキ像は地球上の最初の人間を表すのです。これらの言い伝えは、いくつかのポリネシアの文化では今現在でも教えられています。ニュージーランドでは、小さいティキ像が不妊の保護のために持たれているのは珍しくありません。

また、古代のハワイの文化では、神(アイナ)や、土地(カナカ)、や人々は共生の生活を共有しました。もし人々が正しい(ポノ)方法で、土地の世話をすれば、神はそれでなだめられたのです。そして、もし神が幸福ならば、神は土地を成長させ人々に食料を提供することを許すのです。そして、人間と動物にはそれぞれの神が存在していると信じられていました。

ティキ像は特定の神とされて彫られていて、またその力(マナ)によって具体化されています。例えば、形がとても整っているティキ像は、おそらく危険からの保護、戦争時の力の強化、農作物の高収穫などの達成の為でしょう。

ハワイの神としてイメージされているティキ像:

ク―戦争の神 
ロノ―農業と平和の神
カネ―創作、日光、森、水の神
カナロア―海領域の神 

古代のハワイ人は、創造的なコミュニケーションの形式を使う事で、神の存在を近くに感じていました。そして、ティキ像がその接続として、相互作用の関係にあったのです。これらの神とのコミュニケーションを通して、ハワイの人たちが緩和な道をたどるのは確実と思われていました。そして、全てのハワイ人には、神の血が流れていると思われていました。ハワイで言うアリイ、最高官の人達は、全てにおいて社会のバランスが取れていて、神に究極の敬意を占めすということの確認が仕事の一つでした。

アリイ・ヌイは神の直接的な祖先と考えられていたので、大きな責任がありました。ティキ像のイメージに加えて、精神的、支配的な神は、古代のハワイの社会で全て認められるほど敬意を受けていました。それは、鯨の歯のペンダント、羽毛のヘルメット、王によって掛けられる羽のマント、また、動物の犠牲、男性と女性は別々に食事をするという宗教などを通して、神の教えとその社会を守っていったのです。

アイカプは古代のシステムの宗教と呼ばれ、1819年にカメハメハII王によって廃止されました。そして、大多数の寺院とティキ像を含む宗教的なイメージは破壊されたのです。しかし、いくつかのティキ像人工品は、今日までその厳格な宗教信念がハワイの社会を支配した時の記憶に残っています。ハワイの歴史によると、神は人間の姿でこの世界にやって来たと言われ、ティキ像はそれを示すかの様に、神と人間のイメージを共に持っているのです。そんな訳で、ティキ像は、人々と神はとても身近であることを思い出させ、神が耐えた力の強さをも感じるのです。

最初の石ティキ像は、1400年頃マルケサス島で彫られたと言われています。ティキ像は、戦争の神クーと呼ばれる巨大な彫刻、異なった神のイメージを代表したドラムに彫られたもの、実利的な物また船を利用して岩面陰刻や入れ墨の様なパターンにしたものとがあります。ティキ像で作られた様な芸術は、かなり質の高いレベルの技能と言われます。最も高く評価されたティキ像の特徴は、強い頑丈な体で、長方形の頭、そして見たところ髪飾りをかぶっているものです。この不思議な、大きな目とすこし怯えている姿は、戦争の準備が出来ている構えを現します。

1930年代に始まりには、“ティキ像文化”が島に広まり、南太平洋にはティキ像が増えはじめました。ティキをテーマとしたレストランでは、ティキ像彫り物、ティキ像たいまつ、トウ家具、熱帯プリントの織物、木製か竹で出来たもの等ティキばかりを飾り、ティキバーでは、マイタイやフルーツドリンク等を出し始めました。そして間もなく、衣類からインテリアデザインまで、南太平洋のテーマを使ったティキ像文化が、アメリカ合衆国に大きな影響を与えました。ハワイが1959年にアメリカの州になった後には、ティキ像文化、アロハシャツ、そして他の島描写はさらに人気が出てきたのです。

今日、オアフの北海岸のポリネシアのカルチュラルセンターを含むハワイ諸島のどこででも、巨大な木製のティキ像を見つけることが出来ます。ハワイの中で最も人気のあるホノルルのサンド・アイランドと呼ばれるティキバーでは、トロピカルカクテルを楽しみながら、思い出に残るほどの時が過ごせるでしょう。そして、ハワイの何処ででもティキのイメージを見つけることが出来ますが、大量生産されたティキ像を目にした時、これらは昔、ハワイの神を崇拝したイメージで作られていた事を思い出して下さい。