

ハワイ北西諸島
北西ハワイ諸島-リーワード諸島
ほとんどの人々がハワイと言うとホノルル、ワイキキ、真珠湾を思い浮かべます(全てオアフの島にある); または、カウアイ島、マウイ、ラナイ、モロカイ島、ビックアイランド等の隣接した島々の、少し旅行者の少ない島を思い浮かべる人も居るでしょう。では、ニホア、レイサン、ネッカー、レシアンスキ、ガードナー・ピナケルを聞いた事がある人はいるでしょうか?これらは、多くの小さい島、礁、群れ、環礁の、北西ハワイ諸島 またはリーワード諸島と呼ばれる島々であります。
1,200マイル以上 (1,931km) の太平洋に及んでいて、すべての島々には人が住んでいません。これらの島はあまり知られていなく、ほどんど訪問される事がありません。(少数の研究者は、ここで仕事をしたりします)。大きさは、ボストン、マサチューセッツから、フロリダの沼沢地までの間隔をカバーするほどです。北西ハワイ諸島の陸地部分は、8.0485 km² (3.1075スクエアmi)であります。
最も大きい島は、ニホア、ネッカー(Mokumanamana)、フレンチ・フリゲート・ショアルス(Mokupapapa)、ガードナー・ピンアクレ(Pūhāhonu)、マロ・リーフ(Nalukākala)、ライサン(Kauō)、リシアンスキ(Papaāpoho)、パール・アンド・ヘーメス・アトル(Holoikauaua)、ミッドウエイ(Pihemanu)と、クレ(Kānemiloha` i)です。ミッドウエイ環礁は、仮の居住施設のあるUSフィシュ・アンド・ワイルドライフ・サービスによって管理されていますが、それ以外は、米国のハワイ州によって管理されています。
全ての北西ハワイ諸島は、南にある8つの主要なハワイ諸島と同じように(カウアイ島、ニイハウ、オアフ、マウイ、モロカイ島、ラナイ、カホオラウイ、ビックアイランド)火山のホットスポットで形作られれいます。時間の経過と同時に次第に腐食し、沈下し、南の高い島から北の環礁や海山に進化していったのです。そしてそれぞれの島によって、腐食の段階は違います。それは、北西端の島は最も古いのでほとんど腐食しているのです。ネッカー、ニホア、ガードナー・ピンアクレは、十分に腐食させなかった岩が多い玄武岩の島であり、ライサンとリシアンスキは、より長く腐食してた低い砂島であります。フレンチ・フリゲート・ショアルス、パール・アンド・ヘーメス、ミッドウエイ、クレは、環礁であります。太平洋のプレートが北西に動くと同時に、島は海山になり、だんだんと海洋の下に沈んでいきます。クレが一番始めです。
北西ハワイ諸島は孤立している為に(北アメリカからは約2,500マイルで、アジアからは3,800マイルです)、そこには多数の風土性があり、独特な種の生物がいます。しかし主なハワイ諸島の場合、生態系が長年かけて変わってしまった為、(特に人間が有害な影響をもたらしたので)、北西ハワイ諸島の生態系はかなり変わってしまったのです。北西ハワイ諸島の1,700以上の種は風土性があり特別で、世界の他の場所では見つけることが出来ないのです。そういうわけで、この地域は"アメリカの海がめ"と呼ばれています。
1800年代の後期から1900年代の前期では、漁師、羽のハンター、炭鉱労働者が、鳥や海洋生物を殺していた為、北西ハワイ諸島はかなり被害を与えられてきました。また、ウサギはライサンやリシアンスキがら持ってこられ、繁殖させられ、島の絶滅しかけている植物も含めて食べさせられていたのです。しかし運よく島は元通りになり、現在は開発の前と同じ条件に戻りました。
今日の北西ハワイ諸島の固有の生き物としては、ライサンのアヒル、ライサンのアホウドリ、ニホアとライサンのフィンチ、ハワイのモンクアザラシ、緑のウミガメであります。そして米国の70%の珊瑚礁は、ここで見つけられると言われます。これらの珊瑚礁は、世界で最も質が良く、最も限りがある礁と言われています。7,000以上の種類の、魚、カメ、鳥、海の哺乳類、無脊椎動物は、ここで見つける事が出来ます(四分の一については、ハワイ諸島の特有の生き物です)。
ジョージW.ブッシュ大統領は、1906年のアンティックス・アクトの布告を元に、2006年6月15日にPapahānaumokuākea・マリーン・ナショナル・モニュメント(海洋国有記念物)の作成をしました。記念碑は北西ハワイ諸島およびその周りの海を囲み、世界の最も大きな海洋の野性生物を保留する場所となりました。それは、米国のカリフォルニア州の139,000平方マイル(360,000km²)と同じ位ののサイズであります。
ここを訪れる場合は、とても厳密なシステムを守らなくてはいけません。これは、生態系を破壊する全ての外部の生物の進入を防ぐ為で、そのシステムはハワイ州のNOAAとFWSによって管理されています。すべての衣服は新しくなければいけなく、それらを到着の直前に着用しておかなくてはいけません。毛布またはカメラの革紐のような"柔らかい物"も、新しくなくてはいけません。カメラや双眼鏡の様な"固い物"は、きれいにして、48時間完全に凍っていなければならないのです。島内の外部からの汚染を防ぐためには、各島ごとに新しい物を用意しなくてはいけません。この規則はフレンチ・フリゲート・ショアルスとミッドウエイ・アトール以外では、守らなくてはいけません。この2島については、既に人間によって汚染されてきているのです。
Courtesy of United States Department of Interior